【あなたはどれが当てはまりますか?】
①「最後まで読みきれない」
②「読書がなかなか続かない」
③「読み始めたけど、すぐに飽きちゃう」
④「仕事や家事が忙しくて、読む時間がない」
⑤「読もうと思ったけど、積読になっている」
⑥「始めはいいけどモチベーションが下がる」
このような悩みに、1つでも当てはまったものはありましたでしょうか?読書というと、堅苦しくて、なんだか勉強っぽくて苦手だという人もいるのではないでしょうか。
しかし、1つでも当てはまったという人に共通しているのは、「読書をして、知識を付けたい!」という前向きな気持ちがあるのではないでしょうか?
今回は私も大ファンである、メンタリストDaiGoさんの著書『知識を操る超読書術』から、読書の習慣を身に付けたい人、読書をすることで、ダイエット法を勉強して痩せたい!もっと仕事ができる自分になりたい!など、読書によって自分を磨きたい!という方向けに、読書のハードルを下げるコツを紹介します。
タイトルにもありますが、
「本は読み切らなくていい」のです。
気になる方は、ぜひ記事を読んでみてくださいね。
※要点だけを知りたい方は「赤文字だけ」を読んでみてください。
「スキミング=拾い読み」をする
まずは、本を読む前の準備です。最初にやることはなんでしょうか?それは、その本を読むことで、何を手に入れたいのかを考えることです。スキミングをする前に、自分がなぜその本を手に取ったのかを考えましょう。
続いて「スキミング=拾い読み」のやり方です。
- 表紙・帯を読む
- 目次を読む
- 気になる1つの章を読む
の3つの手順です。
1.表紙・帯を読む
表紙と帯には、その本のポイントが凝縮されています。まずは本の表紙をスキミングし、自分が読むべき本なのかを見極めましょう。
2.目次を読む
「目次を拾い読みするだけで、その本の理解度は格段に上がる」と、DaiGoさんが書いています。目次はその章のタイトル。何ページかの文章を1行でまとめたものです。
そのような目次を見て、自分が「読みたい!」「ここが知りたい!」という箇所を見つけてみましょう。
3.気になる1つの章を読む
目次を見て、気になる章があれば、拾い読みしましょう。その時に、自分が求めている情報が載っているのか、面白そうなのかなどを、見極めることができます。
それでも読書は苦手!という人は、「図や太字」がある章を拾い読みすると良いです。図は説明をわかりやすくしますし、太字ということは、他と比較して強調したい箇所であるはずです。
そのような章をパラパラとめくり、気になる部分を読んでみましょう。
「しかし、つまり読み」
その章の言いたいことが知りたければ、
導入の部分と、最後の結論の部分を重点的に読むと良いです。
特に結論部分は、筆者の言いたいことが書かれています。
「一般的には〇〇のように思われています。しかし、実際には△△ということが正しいのです。」このように書いてある場合は、「しかし」の後の分を読めば、伝えたいことを読み取ることができます。
また、「つまり」の後には要約が来るため、要点を絞ってまとめた内容を知ることができます。
よくわからない時は「具体例」を読む
具体例は、話をわかりやすくする効果があります。
厚生労働省が2012年に策定した「健康日本21(第二次)」においては、野菜摂取の目標量を1日350gとしています。このうちの120g程度は緑黄色野菜から摂取することが望ましいと考えられます。
e-ヘルスネット
ここで具体例を追加すると、
緑黄色野菜とは、例えば・・・
ほうれん草・にんじん・かぼちゃなど、カロテンを可食部100g中に600マイクログラム(600μg)以上含む野菜の総称。
e-ヘルスネット
となります。このように具体例を入れると、グッと理解が深まります。
本はたくさん読まなくていい!
本をたくさん読む「多読」ですが、
たくさん読まなくても、多くの情報を得ることができます。
「えっ!?たくさん読まないのに、多くの情報を得ることができるなんてホント!?」と思った方もいると思います。
それでは、どのような読み方をすることで、少ない情報から多くの知識や情報を得ることができるのでしょうか?
大切なのは「明確な目標」と「必要性」
みなさんは学生の頃、テストが翌日なのに「全く勉強していない!ヤバイ!」と思い、1日かけて勉強したところ、そこそこ点数がよかったということはありませんか?
普段は勉強のやる気が出ないのに、テストという「必要性」が生まれ、勉強に集中できていたはずです。
本を読むときも「明確な目標」と「必要性」を考えて読むようにすると、理解を深めることができます。
例えば、英会話の勉強をしようとしているとします。そこで「なんとなく英会話ができるようになりたい。」という目標と、「来年から海外に転勤するから、英会話を習得したい。」という2つがあるとします。
どちらの方が、より英会話ができるようになると思いますか?もちろん答えは後者。「海外に転勤する」という必要性(または目標)があることがポイントです。
まずは本を読み始める前に、その本を読む「目標」と「必要性」を考えてから、読み始めましょう。
「3行のメモ」でモチベーションが上がる?
先ほど書いた「明確な目標」と「必要性」にも繋がる内容です。これは簡単に実践することができます。
やり方は、単語カードやインデックスカードに、「ある内容」を3行書いて本に挟むというものです。メモを書く3行のある内容とはなんでしょうか。その3行とは・・・
- 「なぜ、この本を読もうと思ったのか?」
- 「この本から何を得たいのか?」
- 「読んだ後、どういう状態になりたいと願っているのか?」
の3行です。
(『知識を操る超読書術』P.83より引用)
例えば、鎌田雄一郎さんの『ゲーム理論入門の入門』を読みたいとします。この時、私が作成した3行のメモはこのようになりました。
1.「なぜ、この本を読もうと思ったのか?」
→ゲーム理論に興味を持ったから。
2.「この本から何を得たいのか?」
→ゲーム理論の基本を得たい。
3.「読んだ後、どういう状態になりたいと願っているのか?」
→ゲーム理論の大枠が分かることで、専門書に挑戦するベースを作りたい。
このようになりました。
そしてこの書いた3行のメモを、本を読む前に見返しましょう。そうすることで、本への興味を取り戻すことができ、自分に必要な内容が書いてあるはずだと期待も高まり、集中力も戻ってくるのです。
おわりに
いかがだったでしょうか?今回はメンタリストDaiGoさんの『知識を操る超読書術』から、読書が苦手な方向けに、気軽に本が読める読書法を紹介いたしました。
冒頭の「赤文字だけ読む」という部分で「スキミング=拾い読み」を導入してみました。ポイントだけをおさらいしたい方は、ぜひ「赤文字だけ」でも、読んでみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また他の記事でお会いしましょう。それではまたっ!なっつんでした!