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- 難解な本を読むコツ
- 外国語の独学法
- 考える技術・調べる技術
この記事では、白取春彦さんの『独学術』を読んだ感想と、
私が興味をもった3つのポイントを紹介します。
(1)難解な本を読むコツ
難しい本にぶつかれ
難しい本を読む時には、
「まずは簡単な導入書から…」と思い、
「1時間で分かる〇〇!」
と言った本を手に取りたくなってしまいます。(私もそうです…。)
東大生は原書に触れる
とどこかで読んだことがありますが、『独学術』によると
「やさしい本から徐々に積み上げて難しい本に進んでいく必要などない。
最初から難しい本を読んでもいっこうにかまわない。(P.56)」
とあります。
まずは簡単な本から!ではなく、
ドラッカーの『マネジメント』にしても、
いきなり原文から読むことが重要です。
(2)外国語の独学法
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まずは日本語を正しく使う
「日本語ができなくては外国語も無理(P.124)」
まずは、母国語である日本語をうまく使えるようになる
必要があります。
日本語で表現できないことを、外国語で表現する
ということは、かなり難しいためです。
言葉のセンスを養う
そのためには、まず言葉のセンスを養いましょう。
具体的には、
言葉全般への強い関心を持つ
ということが重要です。
「ちょっと会話しただけで、相手が言葉のセンスを持っているかどうかはわかる。
なぜならば、言葉のセンスがある人は、的確で幅広い言葉の使い方をするからである。(P.128)」
まずは、日頃自分が使っている言葉に気をつけ、
たくさんの言葉に関心を持つことが重要です。
(3)考える技術・調べる技術
名著だからといって信じるな
「勉強のために名著を読むのは大いにけっこうなことだけれど、その本の内容を頭からまるきり信じてしまうような態度は間違っている。P.150」
有名な学者が述べている論だから正しい
というような考え方ではいけないと書かれています。
この本では、
マックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』
を例にとって話を進めています。
「ウェーバーの説は正しいか?」
といったように、名著に対しても疑問を持ち、
新しい論がないか検討していくということが書かれています。
感想
この本には、
独学するにはどうすれば良いのか、
言語を勉強するにはどうするか、
より知識を深めるにはどうするか、
などといったことも書かれており、とても参考になりました。
本は線を引きながら読む
ことも書いており、
自分が極めたい分野については、図書館で借りず、
自分の物にする必要がある
ということも重要である。
ということも参考になりました。
私は本に線を引くことに抵抗があったのですが、
これを機に、ボールペンで線を引くようになりました。
より内容を深く知りたい方は、
『独学術』を買い、
線を引きながら読んでみてください。