誘惑に負ける人の【誘惑対策】

「ダイエット中なのに、ついついお菓子を食べてしまう」

「禁煙を始めたのに、1本なら…と吸ってしまう」

「早く起きたいのに、あと5分だけ…と寝てしまう」

こんな経験はないでしょうか?
今回はスタンフォード大学の、ケリー・マクゴニガル教授の
『スタンフォードの自分を変える教室』から、
対処法を紹介します。

よいことをすると悪いことをしたくなる

モラル・ライセンシング効果

どのような時に、先ほどの例のようになってしまうのでしょうか?

これは、人はよいことをすると、悪いことをしたくなる
というモラル・ライセンシング効果というものがあるからです。

例えば、ダイエットにおいては、
「今日はお昼のデザートをガマンしたから、夜に少しくらいお菓子を食べてもいいよね」
「今日は30分もランニングしたし、今日くらいマックにいっても大丈夫」
「マックでサラダを頼むから、シェイクも追加しちゃおう!」


といった感じです。
ダイエットについては、
前半が「よいこと」、後半が「悪いこと」
という内容になっています。

よいことは「しようと思っただけ」で、悪いことをしてしまう

このモラル・ライセンシング効果は、
実際に「ランニングをする」などといったことをしなくても
悪いことをしてしまいます。
(なかなかやばいですよね…。)

「今日は2時から6時までは勉強しよう!よし!」
と意気込んだのはいいものの、

「4時間も勉強するなら、午前はずっとゲームしててもいいか!」

というようになってしまいます。
(恐ろしい効果ですね…。)

モラル・ライセンシング効果の対処法

そんな効果があるなら、誘惑に勝てっこないよ!

と思った方もいると思いますが、
私もこの対処法を知り、実際にやってみたところ、
効果が発揮できました。

私の場合は、
「朝少しでも早く起きたいが、寝てしまう」
という状態を克服できました。

自分が、どのような時に誘惑に負けやすいのか
を知ることで、対処できるようになります。

自分の「言い訳」を知る

  • 自分がどのような時に言い訳をするか
  • どんな内容の言い訳をするか

を考えてみましょう。

例えば、
ダイエット中の人が、
「マックでハンバーガーを食べてしまいたい!」
と思った時には、

「昨日ランニングした(よいことをした)から、今日食べていい(悪いことをしていい)と思っているな」

などと、分析してみましょう。

「明日も同じ行動をする」と考える

これは私が一番効果があったと感じている対策です。

私は、睡眠時間は長め(1日8時間)取っているにも関わらず、
朝早く起きて、自分のための時間を取ることができていませんでした。

朝食の洗い物はできず、仕事後に溜まった洗い物を見て、げんなりする
といった生活が続いていました。


そこで、「もう少し寝ていたい!」と思った時には、
「明日も明後日も、ずっと時間ギリギリまで、寝なければならない」
と自分に言い聞かせます。

そうすると、
「このまま一生、朝起きれない生活が続くのはイヤだ!」
と思い、起きることができるようになりました。


ついついお菓子を食べてしまうなら、
「毎日1袋、必ずポテトチップスを食べなければならない」

禁煙なら、
「毎日必ず、10本吸わなければならない」

と言い聞かせてみましょう。

まとめ

  • どのような「言い訳」をしてしまっているのか
  • どんな時に「言い訳」をしてしまっているのか

まずは、自分を「分析」してみましょう。

  • 「明日も同じ行動をし続けなければならない」

というように考え、それで本当にいいのか?
と、自分に言い聞かせてみましょう。

きっと、今よりも誘惑に勝ちやすくなっていますよ。

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