「まんじゅう怖いメソッド」とは何なのか?
どうも!なっつんです!
今回は伝説のラブコメアニメ『とらドラ!』より、「まんじゅう怖いメソッド」とは何なのか解説したいと思います。
『とらドラ!』10話にて”みのりん”こと
櫛枝実乃梨が、
「まんじゅう怖いメソッドだよ〜」
と言ってたあれですね。
僕もアニメにハマるキッカケになった『とらドラ!』ですが、いつものようにAmazonプライムにて見たいアニメを探していたところ、なんと『とらドラ!』が追加されてるではないですか!!!
迷わず速攻で視聴。もう本っっっっっっっ当に最高でした。何度見ても色あせない名作。高校生の時に見て以来、もう何度見たか分かりませんが(今まではDVDをレンタルして見ていました)、何回見ても泣ける…。
個人的に一番好きなシーンは24話での”みのりん”の「ジャイアントさらば!」のところ。竜児が去った後にコッソリと…。ああ、切ない…。
あとは20話にて、スターバックスをパクった喫茶店”スドバ”が出てきますが、その隣のパン屋さんの名前がなんと「古河パン」だったのです! 今まで何度も見たのになんで気づかなかったんだろう…。久々にCLANNADも思い出して、なんか懐かしくなりました。
大人になってから見て感動したシーンは、25話で竜児の母である”泰子(やすこ)”が、泰子の実家に駆け込んできた時に、泰子の母(竜児のばーちゃん)が「竜児君、元気にでっかく育てたね」っていうシーン。今思い出しただけで涙が…。
泰子は竜児を身ごもった時、竜児の父である恋人に逃げられてしまうんですね。シングルマザーとして、竜児を育てていくということは、本当に大変だったことでしょう。親の偉大さって、子どもの時には気づけないですよね。親って本当にすごい。
と前置きが長くなってすみません…。
久々に『とらドラ!』を見て、素晴らしさを伝えたかったもので…。
それではまんじゅう怖いメソッドについて解説していこうと思います!
それではいってみよう!
※Amazonプライムで見れる作品は、一定期間で入れ替わることがあるので、見たいアニメ(『とらドラ!』など)があるか確認してから入会するといいと思います。
アニメでの使われ方
『とらドラ!』10話では、こんな形で使われていました。
以下、”みのりん”のセリフです。
怒んないよん!
アニメ『とらドラ!』10話より
だって私ホラー大好きだもん!
お化けが怖い。オカルトが怖い。とか言ってると、必ず誰かが驚かせてくれるのね。私はそれを美味しくいただくってわけ。
というシーンです。
結局まんじゅう怖いメソッドってなんなん?
まんじゅう出てきてなくない?
って話です。
それでは次は”元ネタ”を解説していきます!
元ネタは”古典落語”
「まんじゅうこわい」は古典落語の演目の一つです。
詳しくはウィキペディアに乗っていますので、そちらを参照して見てください。
>>まんじゅうこわい(Wikipedia)
まんじゅうこわいの”あらすじ”
簡単にまとめるとこんな感じです。
①何人かの人が集まってそれぞれ
”嫌いなもの”と”怖いもの”を言い合っていた。
↓
②ある男が「俺には怖いものなんてない!」と言ったので、別の人が「本当に怖いものはないの?」と聞くと、
↓
③男は「まんじゅう…」とつぶやいた。
↓
④男は「まんじゅうの話をしたら気分が悪くなった!」と言って、隣の部屋で寝てしまう。
↓
⑤それを聞いた残りの人たちが「あいつなんか気にくわねぇな。まんじゅう攻撃して脅してやろうぜヒャッハー!!!」ってな感じで、金を出し合ってまんじゅう攻めにする。
↓
⑥男は声を上げてうろたえたが、「まんじゅうは怖いから、全部食ってなくしちゃえ!」「うますぎて怖い」と言って全部食ってしまう。
↓
⑦まんじゅう攻撃をした人たちは、自分たちが騙されていたことに気づく。
という感じです。
つまり、どういうこと?
どういうことなのかというと、
「まんじゅうが怖い!」と言い続けていると、性格の悪いやつが嫌がらせで、まんじゅうを押し付けてくるようになる
ということですね。
例えば小学生の時とかに、「私虫めっちゃ嫌い!!!」って言ってる女の子に、虫を押し付けたり、虫のフィギュアみたいなので脅かしたり…みたいな嫌がらせですね。それを逆手にとった技というわけです。(好きな女の子に、なんで嫌がることしちゃうんでしょうね…)
”みのりん”の場合
”みのりん”の場合は、
「怖いもの、オカルトが嫌い!!!」
と言い続ける
↓
「怖がらせてやる〜!」ってやつが現れる
(『とらドラ!』では、大河と竜児)
↓
実際は怖いもの、オカルトが大好きなので、
”みのりん”としては大勝利!!!
(みのりんは「それを美味しくいただくってわけ」って言ってました)
って感じですね。
夏といえば”肝試し”!
あーみんの別荘に行ったら、きっと肝試しをするから、「まんじゅうこわいメソッド」を使って美味しい思いしちゃおう!ってみのりんが考えていたなら、相当な策士ですよね。みのりん。
おわりに
実は古典落語の「まんじゅうこわい」には続きがあって、騙されていたと気づいた人たちが、「お前の本当に怖いものはなんだ!」と聞くと、
「このへんで、濃いお茶が1杯怖い」
と答えるっていうオチがあるんです。
まんじゅういっぱい食って、お茶飲みたいだけやん!と、落語らしいオチつきですね。
『とらドラ!』のあの感動をもう一度!
『とらドラ!』の原作者の竹宮ゆゆこ先生は、ライトノベル以外の作品も書かれています。
中でも、『応えろ生きてる星』という小説が、めちゃくちゃいいんですよ!
個人的には『とらドラ!』のあの感動を、もう一回味わうことができる作品だと思っています。(僕は2周読んだのですが、2周目も最高に感動しました……泣)
興味がある方は、ぜひ『応えろ生きてる星』の紹介記事をご覧ください!
>>【『とらドラ!』の感動をもう一度】味わいたいなら、これを読め!|『応えろ生きてる星』竹宮ゆゆこ
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!!!