みなさんの職場の環境は、
働きやすいでしょうか?
「今すごく集中して仕事をしていたのに!」
「面倒な仕事を押し付けられた!」
「あの人に頼みごとはし辛いよな〜」
など、仕事をしている上で
困ったことはないでしょうか。
今回は安田正さんの『一流の気くばり力』から、
私が選んだ7つのポイントを紹介します。
「7つも覚えられないよ!」
という方もいらっしゃると思いますが、
「これは自分にできそうかも!」
と思った1つだけでいいですので、
ぜひ実践してみてください。
気配りの7つのポイント
「お願いできますか?」と相手に決めさせる頼み方
「この書類のコピーを100部お願いします。」
という「〇〇をお願いします。」
という頼み方をされた時に、
「(えーめんどくさいな・・・)」
と思うことはありませんか?
こんな時に使えるのが、
「お願いできますか?」
という頼み方です。
「〇〇をお願いします。」
という頼み方では、頼んだ相手に
「やってください」
という指示出しになってしまいます。
しかし、「お願いできますか?」
という頼み方をすることで、
相手が自分でやるかどうか
を決めさせることができます。
(一応、相手にはYesかNoの選択肢がある状態になります。)
報告には「〇〇です」だけではなく、「見通し」と「対処」をつける
仕事の基本と言われている
ホウレン草(報告・連絡・相談)ですが、
さらに「この人気が利く!」
と思わせるテクニックがコレです。
「報告」というと
「〇〇です」「△△になりました」
というものが基本ですが、そこに
「見通し」と「対処」を入れる
というものです。
「△△になりました。」だけではなく、
「△△になりました。
そうすると□□になりそうですので、(見通し)
★★します(対処)」
という感じです。
例えば
「〇〇さんから部長に電話がありました。(報告)
部長の戻りは□□時あたりになりそうですので(見通し)
戻り次第連絡しますと伝えました。(対処)」
という風になります。
「寒かった〜」に対して、「共感」と「提案」をつける
上司や部下から、
「お腹すいたー」や「今日暑くない?」
という風に言われ、
返答に困ったことはないでしょうか?
この時には
「共感」と「提案」をつけると、
この人気が利く!と思ってもらえます。
例えば
「外が寒かった〜!」に対しては、
「いやー本当に寒いですよねー!(共感)
エアコンの温度を上げましょうか?(提案)」
といった感じです。
もしこれを言われたら、
「なんて優しいんだ!」ってなりませんか?
文は短く、「オノマトペ」を入れる
「オノマトペ」とは、
擬音語(「トントン」叩く、「リンリン」鳴る)、
擬態語(「テクテク」歩く、目を「キラキラ」させる)
というものです。
例えば、美味しいアイスコーヒーを飲んだ話
をしたい時に、
「あの店のアイスコーヒーはすごく冷えていて、
一気に飲んじゃったんだよね!」
というより
「あの店のアイスコーヒーはキンキンに冷えてて、
一気にゴクゴク飲んじゃったんだよね!」
(なんかカイジみたいになっちゃいました笑)
といった方が、美味しさが伝わると思います。
長い文では、詳しく伝わりますが、
短い文の方がコンパクトにまとまっているため、
相手のことを考えたコミュニケーション
と言えるでしょう。
相手の名前を意識して呼ぶ
心理学に「カクテルパーティー効果」
というものがあります。
人は名前を呼ばれると嬉しくなる
という心理があるそうです。
ある研究では、名前を呼ぶことは、
「愛してる」という言葉よりも
心地よく聞こえるというものもあります。
仕事で使う際には、
「部長、〇〇の件ですが」
ではなく、
「□□部長、〇〇の件ですが」
という方が、効果的です。
最強のあいづち「初めて知りました!」
上司に何かを教えられた時に喜ばれる返しとして、
「初めて知りました!」
「知らなかったです!」
という返しがあります。
私のイメージでは、合コンなどのテクニック
のような感じでした。
これを、仕事に応用しようということです。
他人よりも情報通でいたい、
他の人より〇〇が詳しい
など、上司の心をくすぐるような
返しができると良いです。
オウム返しをする
「燕返し」はテニプリの
不二周助君の必殺技ですが、
(全く関係ない・・・)
相手の話にオウム返しで答える
テクニックがあります。
例えば、
「昨日の夜、ラーメンを食べに行ったんだけどさー」
という発言に対して、
「そうなんですか。ラーメンを食べに行ったんですね。」
というように、
相手の発言を繰り返すように、
自分の返答に入れていくというテクニックです。
これは、心理学で、「ミラーリング」
と言われているものです。
相手とより仲良くなれるというテクニックで、
発言を繰り返すだけではなく、
相手の動きを真似する
という手法も有効です。
おわりに
以上、安田正さんの『一流の気くばり力』から、
抜粋してお伝えいたしました。
ぜひ、1つだけでもいいですので、
自分の仕事の時に実践し、
「気が利く社員」
を目指してみてください。