あなたは、もし木にお金がぶら下がっているとしたら、気づきますか?
そして、運はいい方でしょうか?悪い方でしょうか?
今回は、メンタリストDaiGoさんの本「運は操れる」から、運の正体や、運気を上げる方法をお伝えいたします。
運/不運は生まれた環境とほぼ関係がない
生まれ持った環境は10%しか幸福度を左右しない
「『もし〇〇なら幸せなのに』『〇〇みたいになれたら幸せだろう』というような、環境が変わりさえすればうまくいくという発送は、現実逃避でしかありません。」(P.46)
「幸福度を左右する要素の50%は、前向きな性格かどうかなど、遺伝的に決定されているとした上で、残りの40%は行動によって変えることができると分析。」(P.46)
残りの10%は生活環境や状況による違いがしめるそうですが、自分の行動で40%も変えることができるなんて、すごいと思いませんか?
それでは、その40%を変えるためには、どうすれば良いのでしょうか。
そのためには、まわりの環境の変化に期待するのではなく、自分自身の人生をコントロールできているかどうかということが大切です。
運は自分でコントロールできる
幸運を招きやすい人の特徴は
物事を楽観的に考えることができるかどうか
がポイントになります。
自分が幸運だと信じている人は、常に楽観的に物事を受け止め、希望を高める行動を起こしていく傾向があります。」(P.53)
それでは、希望を高める行動を起こすには、どのようにすれば良いのでしょうか?
運を操る3つの科学的な方法
① 不安に強くなる
運を操るには
不安に強くなる必要があります。
「やってもどうせうまくいかない」
と不安に感じてしまう原因は「ネガディブバイアス」というものにあります。
何かに挑戦するときにも、このようになってしまうため、失敗の可能性が高くなってしまいます。
一方、ポジティブな人は、リラックスしており、
小さなチャンスにも気づきやすいのです。
② 試行回数を増やす
とにかく何度もやってみる
何度も何度も行動し続け、試行回数を増やすことが、「運を操る力」を鍛えるトレーニングになります。
何か行動をするときに
「入念に準備をして、精度を高めてから動こう」
という考えもありますが、
精度を上げようと立ち止まっている暇があるなら、どんどん動いて、行動に移した方がよいとのことです。
③ 気づく力を鍛える
チャンスを逃さず、運を掴む!
記事の冒頭に、
「もし木にお金がぶら下がっていたら、気づくか」と書きました。
これは有名な「金のなる木の実験」というものです。
大学のキャンパスの生徒が通る木に
ドル札を吊るしておき、何人がお金に気づくか
という実験です。
「普通気づくでしょ・・・」
と思いますが、
なんと、気づいたのは
たったの6%だったというから驚きです!
「運を操る」ためには、
この「気づく力」が必要になります。
一生の間に訪れる幸運の総量は一定です。
そんな中で、
そのチャンスに気づいて行動に移せたか、移せなかったかが結果を左右しています。
おわりに
「あなたは運がいいですか?」
パナソニックの創業者である松下幸之助は、採用面接の最後に、
「あなたは運がいいですか?」
と尋ねるそうです。
そして、「運が悪い」と答えた人は、どんなに優れた人であったとしても、採用されなかった
というのです。
その真意は、
「運がいい」と言っている人も、
辛かったことは必ずある
「運が悪い」と言っている人も、
楽しかったことは必ずある
今までの人生を振り返って、辛かったことも、前向きに捉えられるか。
その中で、楽しかったこと、嬉しかったことに気づけているか。
ということを説いているはずです。
私もこの本から、幸運なことに気づくことの大切さや、前向きに考えることの重要さに気づくことができました。
この記事では、一部分しか紹介できませんので、続きや、さらに内容を深めたい人は、「運は操れる」を買って、読んでみてくださいね。