ニンテンドーのゲーム音楽が聴ける「Nintendo Music」がリリースされました!
マリオシリーズやスプラトゥーンをはじめ、スーパーファミコンの名作「スーパードンキーコング」や「ヨッシーアイランド」など、全世代を対象とした素晴らしいサービスです。
そんな中、もちろん忘れてはいけないのが「スターフォックス64」です。
日本だけではなく、海外でも大人気の作品で、「最も売れたシューティングゲーム」としてギネスに登録されたこともあるそうです。
私も子供時代に何度もやった大好きなゲームです。
そんな「スターフォックス64」の豆知識を紹介したいと思います。
フルボイスの豆知識
当時のゲームとしては珍しいフルボイスのゲームでした。
セリフが脳内再生余裕!という人はたくさんいるんじゃないでしょうか。
有名なセリフと言えば…
- コーネリアの
「アンドルフ様ー!ごめんちゃい!」 - セクターXの
「ハカイセヨ!ハカイセヨ!」「クリエーターはどこだ!?」 - エリア6の
「やったか!?」「いや、まだです!」 - ジェームズとペッピーの
「決して諦めるな。自分の感覚を信じろ!」 - ジェームズの
「どんな時でも、決して諦めるな。フォックス」
などなど。
まだまだ思い出せるセリフはたくさんありますが、実はこのフルボイスにはすごい豆知識があるのです。
わざと音質を下げてフルボイスにした
フルボイスが難しかったのは、当時のゲームでは容量が少なく、音声をソフトに保存するとかなりの容量を取ってしまうという理由がありました。
ソフトの全ての容量を使っても2分くらいが限界だったらしいです。
もちろん音声だけではなく、ゲームのプログラムもソフトに入れないといけないので、音声を入れるということのハードルは高かったんだと思います。
そこで生まれた考えが
「わざと音質を下げる」
というものでした。
音質を下げた場合、音声をたくさん収録することができますが、もちろん音がガビガビして聞こえにくくなってしまいます。
しかし、あえて音をガビガビにしたことで、このスターフォックス64にピッタリあった形となりました。
それは「無線っぽく聞こえる」ということ。
スターフォックスのメンバーは、アーウィン同士で無線で会話しています。
トランシーバーとか、無線って結構音が悪くて、聞こえにくいイメージですよね。
それを逆手にとって、雰囲気を作りつつ、かつ音声も多く収録できたというのを知った時、めちゃめちゃ感動しました。
ファルコのセリフが違う理由
真エンディングとそれ以外のエンディングでは、ペッピー、スリッピー、ファルコがフォックスにかけるセリフが違うのですが、特にファルコのセリフが違う理由が超深いです!
「今度ばかりは見直したぜ! フォックス」
のところが、真エンディングでは
「ッたく!大した奴だぜ リーダー」
となっています。
ここでポイントなのは「リーダー」という言葉です。
ファルコはフォックスの腕を認めてはいるものの、リーダーとしてはまだまだだと思っているのです。
しかし、フォックスが本物のアンドルフを倒した時に、フォックスをリーダーと認めて「ッたく!大した奴だぜ リーダー」という声をかけたのです。
おわりに
ゲーム中では出てこないものの、素晴らしい設定がまだまだあるので、気になる人は調べてみてください!
そんなスターフォックス64の素晴らしいBGMを、ぜひNintendo Musicで聴いてみてください!