「音読は勉強にいい!」と、昔から言われていますね。
私も小学校の時に、国語の教科書を音読してくる宿題が出ていた気がします。やっていた私としては「これって本当に意味あるの?」と思っていました。
今回の記事では、
メンタリストDaiGoさんの本『超効率 勉強法』から、科学的な視点での効果をまとめたいと思います。音読の本当の効果とは……?
特に「話しかけるつもり」で音読をすると良いそうですが…私気になります!
それではいってみよう!
音読は効果があるのか?
音読はいい!と言われていますが、科学的に根拠はあるのでしょうか?
本の中では、このような実験の例がありました。
学生に80個の単語を音読させた研究では、声に出して覚えたグループは、黙読したグループよりテストの成績が12%も高くなりました。
『超効率 勉強法』メンタリストDaiGo
音読しただけで12%も高くなったなんて、すごいですよね!
12%というと少なく感じますが、覚えなければいけない単語が1000、2000個と増えていけばいくほど、どんどん差がついていきそうです!
また、音読は文系科目でも理系科目でも効果を発揮します!国語や英語の勉強だけではなく、一見音読と関係のなさそうな数学や理科なども、口で読んだ方が頭に入りやすくなるのです。声に出して読んでみるだけで「そういう意味の数式だったのか!」なんて発見があった人もいるのではないでしょうか。
効果抜群!プロダクション効果
それではなぜ、音読は学習効果が高いのでしょうか?それは、
- 口や耳などを使うため、
アクティブな学習になる - 声に出すには、
テキストをしっかり読む必要がある - 音読には「自己参照効果」がある
これらのポイントをまとめて、心理学の世界では「プロダクション効果」と呼ばれているそうです。それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
1.口や耳などを使うため、アクティブな学習になる
単語を目で追って見るだけでは、体の1つの部分だけ使っていますが、音読をすると目で追う、口で話す、耳で聞くなど、体のたくさんの部分を使えるということですね。
2.声に出すには、テキストをしっかり読む必要がある
音読をするということは、文字通り「音に出して読む」必要があります。
黙読(声を出さずに読む)では、わからない単語や漢字があっても、スルーして読むことができます。
しかし、音読の場合はそうはいきません。
わからない単語や読めない漢字があれば、声に出そうとした時に「あうにょん……」みたいな感じになってしまいます。(「あうにょん」ってなんでしょうね……)
さらに文章もよく読まなければならないため、ササッと目を通すということがなくなります。
音読をすることで、文章や単語をしっかりと読むことができるんですね!
3.音読には「自己参照効果」がある
「自己参照効果」とは、すごく簡単に言うと、自分に関係のあることの方が、定着率が高くなる現象のことです。
他人のトラブルよりも、自分のトラブルの方がよく覚えていますよね。(早く忘れたい……)
歴史の勉強をする時なども「もし自分が織田信長だったなら……」という感じで歴史に入り込めば、覚えやすくなりそうです。
話しかけるつもりでやる!
最後に紹介するのは「話しかけるつもり音読」です。
これはカナダのモントリオール大学が編み出したメソッドで、学生たちに単語を暗記させるという実験を行いました。
- 頭の中で暗唱
- 口を動かすが、声に出さない
- 声に出して音読
- 人に向かって音読
の4グループで行ったところ、
4の「人に向かって音読」したグループの圧勝だったそうです。(ちなみに最下位は「頭の中だけで暗唱」グループ)
これは実際に話しかけなくてもいい!というところがポイントです。「自分の発音を聞かれるなんて恥ずかしい!」という人も、ご心配なく!
あくまで「話しかけるつもり」でいいのです。
単語などを覚えようとする時には、ぜひ話しかけるつもりで読んでみてください。
おわりに
昔からいいと言われていた「音読」ですが、科学的に根拠のあることだったんですね!
これからは私も、どんどん声に出して覚えていこうと思いました!
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう!
それではっ!なっつんでした!